今回はクライアントさんをコーディネートしつつ、ファッションの相談会も行いました。
目次
ファッション相談会とコーディネートのダブルでクライアントさんに喜んで頂く
オシャレ質問会、始まります
今回のクライアントさんは穏やかで芯がはっきりしているKさん。先日にやったセミナーで受講者だった方です。
ありがとうございます。以前からオシャレにご興味があったらしく、僕のファッションオンライン講座にもお申し込み下さって頂けました。ありがとうございます。
いつものようにコーディネートがメインではなく、ご質問も多く受けました。一部、僕がコーディネートしたものがあるので、そちらをまずご紹介致します。
Kさんのコーディネートご紹介
帽子とストールとシャツをKさんと一緒に回りながら、「このアイテムはお似合いです」とご提案したら、ご購入頂きました。感謝。
この後にも帽子はKさんの中でのヒットアイテムになったのか、ご感想として頂いております。
今回はコーディネート後の感想以外にも、オシャレの勉強に熱心なKさんが、僕と話して身につけて頂いたことも載せさせて頂いております。
ファッションにお悩みの方でブログを読んで下さる方にもお役に立てるかなと思ったので、ご紹介させて頂くことにしました。もちろん、許可は頂いております。Kさん、ありがとうございます。
僕自身も気づきがあったので、ぜひ、ご覧ください。
オシャレのイメージを変えたサービスのご感想とKさんに学んで頂いたこと
ご感想
ひゆきさん
昨日のコーディネート、ありがとうございました。
私の怒濤のような質問に、いやな顔ひとつせず、丁寧に答えていただき、感謝です。
ひゆきさんに、これが似合いますよといわれ、実際に試着してみると、あれれ、いいな、結構似合うなという、なんだか、不思議な感覚が生まれてきました。
そして、一通り見終わった後に、喫茶店でひゆきさんとお話し、むむむ、これかという感触がありました。
何かというと、”自由”という感触です。
自由に着ちゃっていいんだ、楽しんでいいんだという、あたりまえながら、とても大切な感覚が、すこしずつ生まれてきました。
一番大切なのは、試してみて、自分なりに感触を確かめること。方程式を解くように、決められた基準をあてはめていくのではなく、自分の感触を積み重ねていくこと。
そして、これがきっと、ファッションの楽しさそのものなのかなと。
ひゆきさんのオススメは、そのための刺激剤だと感じました。こんなのどうですかと提案していただいて、決して押しつけようとはされないので、それが心地よかったです。
いままで、すこし頭でっかちになりがちだったので、とても新鮮な体験でした。
それと、ひゆきさんに、選んでいただいた帽子、最高です!
あの後で、試しに、イエローのリネンシャツも試着してみました。
驚きました。いけます。
でも、帽子がないと、全然無理。不思議な感覚です。
本当に、”ひゆきマジック”を堪能させていただいた1日でした。
私の経験が蓄積してきたら、次はぜひ「教えて、ひゆきさん(仮?)」に参加させていただこうと思います。
ーーーご感想はこちらまでーーー
続いては、Kさんが学んで頂いたことです。
[以下は、教えていただいたこと、自分なりに考えたこと、感じたことのメモです]
Kさんに学んで頂いたこと
まず、自分の中で整理が進んだと感じたのは、コーディネートには、2つの技術が必要だということです。
それは、
・ロックする技術(ひゆきさんの言葉ではマイナスを作る技術)
・ロックを解除する技術(同じくプラスを作る技術)
の2つです。
このうちのロックする技術についてはこれまでの取り組みで、自分なりにすこしわかってきた感じがありました。
モノトーンの作り方やドレス感の作り方がそれです。
ただ、ロックの解除の仕方が、わからなかった。
おそらく、”外し”とか、”カジュアルダウン”という言葉で表されるものが、そのロック解除にあたるのだと思うのですが、これまでは、なんだか「恐る恐る」という感じでした。
一言で言うと、ファッションを楽しめていなかったんですね。
感想に書いたとおりなのですが、ひゆきさんのコーディネートを受けて、生まれたのが、”自由”という感触です。
たぶん、これがロックを解除するということですよね。そして、ファッションの楽しさなんですよね。
いままでは、ロック解除の仕方にも、方程式を求めてしまっていたところがありました。
しかし、方程式ではつまらない、むしろ、方程式を解いてはもったいない部分なのだと気づきました。
ひゆきさんに、勧めていただいた、グリーン、パープル、ブルー、そして、ピンク。自分の中にはなかった感覚でした。
これからは、もっと自分の感覚を育てていきたいなと思いました。
それと、すごく印象に残っているのが、ひゆきさんの「アイテム起点からの発想」(「起点発想」と略しちゃいます)です。
クライアントさんの雰囲気を感じ、洋服を着るであろうコンテクストを見極めながら、“ビビッ”とくるアイテムを見つけ、そこから発想していく。
もちろん、ひゆきさんはプロなので、いろいろなポイントを調節しながら、絶妙なバランス点をみつけ、コーディネートを進めていかれる。
この起点発想のすごさを感じたのは、「帽子」でした。
ひゆきさんに帽子を選んでもらいましたが、この「帽子」がこれまで自分では手が出せなかった。
たぶん、昨日ひゆきさんに後押ししてもらわなかったら、あと3年は手が出せなかったと思います(笑)
これまで、お店で帽子を被ってみたかったものの、ずっと迷っていました。
たぶん、お会いしてすぐに帽子のことをおっしゃっていただいたので、私の潜在的な気持ちを感じていただいたのだと思います。
結局、勇気が足りなかったので、ひゆきさんに2つ選んでいただいたうちの、第一候補の青ではなく、第二候補の黒を購入させていただきましたが、本当にゼロがイチになる体験でした。
それで、この帽子があるとないとでは、コーディネートの仕方がまったく変わってくるのですね。
ひゆきさんに選んでいただいた、ダークネイビー(ほぼ黒)の半袖シャツ。
帽子がないと、とっても普通にみえてしまう。あの後、ユニクロの試着室に行ったのですが、帽子を被らないで鏡を見ると、あれっ、普通だなと。
半袖シャツを選んでいただいたときには、すでに帽子をかぶっていたので、ひゆきさんの帽子起点でのコーディネートだったのだと、後で気づきました。
ひゆきさんと分かれた後、自分の復習がてら、選んでいただいた服をもう一度お店で試着したりしてみたのですが、帽子があると、それらがイチイチ、サマになる。
感想に書いたとおり、試しに、イエローのリネンシャツも着てみました。
意外なほど、”いける”のにびっくりです。ひゆきさんのブログのプロフィール写真のイメージですね。
帰りがけ、スカイブルーの帽子をみつけて試してみたり、帽子をかぶると、ダテめがねをしてもいい感じに見えてきたり、帽子には、いろいろな可能性があるなと思えてきました。
ひゆきさんに、ピンクが似合うと言っていただいたのも、新鮮でコーディネートの広がりを理解する上で、すごく勉強になりました。
さっそく、あの後インナー用のピンクのTシャツをユニクロで買ってしまいました。
Tシャツなのに試着を要求するという、迷惑な客でしたが(笑)
それから、帰りがけ、無印でもう一度試着し、ひゆきさんに勧めていただいたスカイブルーのストールも結局買ってしまいました。
ストールを巻いたことがなかったので、帽子と同様、ゼロからイチの世界に踏めたかなと思います。
これからストールを巻くこと自体に慣れていきたいです。
ひゆきさんの、その人の雰囲気を活かすコーディネートも勉強になりました。
クライアントさんの性格や、服を着るであろう環境を見極め、その人の魅力を際立たせていく。
私の印象も「親しみやすく、話しやすそうだが、芯が強そう」と言っていただいて、自分の中で、ファッションだけではない、これからの方向性がわかってきた感じです。
相手に話しかけてもらえるような、柔らかな雰囲気を活かすのなら、そして、それをコーディネートで表現するのなら、ピンクなのですね。
インナーの色をお聞きしたときに、グレーでもいいと思うけど、普通。ひゆきさんがコーディネートをするなら、ぜひ、ピンクを使ってほしい、とおっしゃっていました。
ひゆきさんの、相手を活かすことを最も大切にするという感覚が、すこし理解できたような気がします。
これまでブルー系のシャツは、自分でもいいなと思うことがあって、選ぶことが多く、違和感もあまりなかったのですがピンクは、まったく選んでこなかったので、世界が広がりました。
(でも、ユナイテッドアローズで選んでいただいたビビッドなブルーは、同じブルーでも、とても新鮮でした。
コートも青が似合うと言っていただいたのも、ビビッドな感じかなと、イメージがわきました。
たぶん、ブラックの細身のジーンズに合わせたりすると、めっちゃカッコいいのではないかと想像してます。)
そして、ピンクの色の意味あいも教えていただいたので、自信をもって着られそうです。これから、色を楽しんでいきたいですね。
ファッションは何より、楽しむものなんですね。
たぶん、この感覚が、ひゆきさんのおっしゃる、心のおしゃれに通じるんではないかと思います。
方程式を解くように、他の人の基準を当てはめるだけだと、オレってカッコいいだろという、なんというか「カッコつける感」がどうしても、そこはかとなく漂ってしまう気がします。
それに比べて、楽しい! 楽しむ! という感覚だと、その「楽しさ感」がまわりに伝染して、好循環を生むのではないかと思います。
ロックする技術も、むしろ、楽しさ感を生み出すためにこそこれからは使っていきたいなと思ってます。
その他、座学などで教えていただいたこと。
・雑誌の見方 流行を確認。仕掛ける側の発想。アイテムをポイント的に見る。
・以前のひゆきさんは、ファインボーイズ、スマートを愛読。
・着回しの考え方 インナー、アウターの組み合わせ×ボトムス
・ラインはジャストフィット 自然とIかY。あえてAラインを作らなくても。
・色の発想 自然界の色は自然にみえる。ただ、それだけでなく、その人の印象を大切にすることも大事。
・街を歩いている人を観察して、素敵だなという人に、ハッとしてみる。
・ひゆきさんのファッションの方向性はきれいめカジュアル。
・ナオトインティライミは、たぶんスタイリストがついている(笑)
・バッグは、キャンバストートなどがお勧め。黒とブラウンなど。
・グリーンはいやしの色。無意識に求めていることがある。
・街行く人で、とくに男性はカラーを使っている人が少ない。カラーを使おう。
・ジャケットはライトグレーが似合う。でも、これから暑いかも。
・ポロシャツは素材が違うものも楽しんで。
・ストライプのホワイトグレーパンツなども良さそう。
・どんどん、試着して楽しんでみるといい。
などなど、本当にたくさんのことを教えていただきました。あらためて、ありがとうございました。
ーーーご感想こちらまでーーー
興味深く拝見致しました。僕自身も自然としていたことを、言語化してお聞かせ頂いて、勉強になったことも多かったです。
Kさんも仰って頂いていますが、オシャレはまず楽しんで頂きたいんですよね。それが一番大切だと思っています。楽しんでいるからこそ、似合う服を着たときに自信が付きます。
楽しさを度外視して、オシャレにならなきゃという気持ちで方程式通りな服を着ても、オシャレには見えないんですね。Kさんにもそのことをお伝えしました。
雑誌などに載っているこれを合わせればオシャレ、Iラインなどにすればオシャレに見える。真似してもオシャレになるかは疑問です( ̄▽ ̄;)
メディアに載っている形や服は、モデルさんに似合うのであって、完璧に真似したとしても、必ずしもあなたに似合うわけではないんですね。これがまたドツボにはまる。
自分が着たい服=恰好良い(綺麗に見える)服
ではないので、似合う服はまた別にあるんですね。学生さんが背伸びしてブランドアイテムを持っていても似合わないのと一緒ですね。
逆に似合う服を着ていればブランド重視の人より、オシャレになれます。(僕は人と比べるのは嫌いですが)
今回のご紹介したKさんにはハットが似合っていたので、ご依頼時にはお会いしたときに、絶対薦めたいなと考えてました笑
割と安価で手に入ったのも、Kさんの運だったり、帽子をかぶる時期だったので、素敵な帽子が僕を介してKさんと出会いたかったのかもしれませんね。
そんなアイテムが世の中にはごろごろ転がっています。僕の目から見たら、勿体無いファッションの方も多いですし、オシャレで人生変わるのになと常々思っております。
ファッションを楽しんでもらって、人生を豊かに過ごして頂くのも僕の仕事なので、Kさんを含めて、いろんな方に楽しんでいってもらえれば嬉しいです。
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